SRE NEXT 2023に行きました

 

こんにちは、Rinchokuです。
今回は9/29(金)に実施されたSRE NEXT 2023に参加しましたので、その備忘録を記録しようと思います。

Photoスペース

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はじめに

2023年5月まで勤めた前職では、SREを約1年半程度兼任という形でSLI・SLOの策定や開発生産性を上げるための施策案出し・対応をしていました。

現在在職している会社にはSREというチームは存在しません(SREに関わる文化もあまり浸透していない)が、こっそりとモニタリング環境を整えたり、開発環境の整備をしています。(しっかり上長の承認は取っています)

そんな環境でもあるため、より知見やコミュニティを広めたいと思い、SRE NEXT 2023に参加をしようと思いました。ただ参加するのも味気ないなと思い、個人スポンサーという形で協賛もしました。(Personalの真ん中が私のアイコンとなります。)

SRE NEXT 2023の個人スポンサーの一覧

SRE NEXT 2023の個人スポンサーの一覧

個人スポンサーでいただいたノベルティのコップとストラップ

個人スポンサーでいただいたノベルティ

セッションについて

セッションの傾向として各会社での「SRE活動を行った結果や今後」が多く感じました。内容自体もSLI・SLOだけでなく、ポストモーテム文化・アラートについて・文化の醸成と幅広いセッションが多い印象でした。

私が見たセッションの中で特に面白いなと感じたのは「SREの組織類型に応じたリーダーシップの考察」と「開発者とともに作るSite Reliability Engineering」でした。

「SREの組織類型に応じたリーダーシップの考察」はSL理論とSREがチームに関わるフェーズを当てはめるとピッタリ合うという話でした。SREは会社として根付かせていくものと考えると、SRE発足〜SRE浸透と幅広く利用できるような内容だっとと思いました。

「開発者とともに作るSite Reliability Engineering」はEmbedded SREを根付かせた実例でした。SREチームと開発チームは相互理解していかないと、課題解決ができなかったり、SRE文脈が根付かないということに繋がるかなと思います。それを色んな制度や取り組みをすることで根付かせた良い一例を見れたと思いました。

他にも素晴らしいセッションや、気になっていたが見に行けなかったセッションが数多くあるので、Archiveが来るのが今から待ち遠しく思っています。

懇親会について

懇親会では約2時間程度、様々な会社の方とコミュニケーションが取れました。セッションではSREの実例がメインでしたが、懇親会で交流した人達の多くは「SREを発足したが、様々な要因でSRE活動がうまく進めていない」という逆の傾向がありました。

私の現職も言ってしまえば同じような境遇でもあったので、互いにどのようにしたら他チーム・会社に根付かせることができそうかという議論ができて楽しかったです。

最後に

SREはチームとなり関わることが多いと思いますが、そのマインドはSREチームがなくとも必要な考えと思っています。前職のリーダーが言っていましたが『全員がSREの活動ができるのであれば、SREチームはそもそもいらない』は、私自身もその通りだと思っています。

SRE精神を持って、現職でのSRE布教を進めつつ、パネルディスカッションに来ていたSRE NEXTのお隣さんである「CloudNative Days」「Platform Engineering Meetup」「DevOpsDays」などにも積極的に参加もしていきたいなと思います。